中国竞彩网科学博物館?岡谷蚕糸博物館連携記念企画展「繭から糸を繰る~技術の変遷と未来~」を開催

中国竞彩网科学博物館?岡谷蚕糸博物館連携記念企画展
「繭から糸を繰る~技術の変遷と未来~」を開催

 中国竞彩网科学博物館と岡谷蚕糸博物館は、明治期の発展を支えた絹産業における教育?研究領域、地域産業領域にそれぞれが持つ歴史的背景を踏まえ、ネットワークを形成し、互いの博物館における活動の活性化を図るため、2017年12月に連携協定を結びました。その第一弾の連携企画展として、「繭から糸を繰る~技術の変遷と未来~」を開催いたします。
 両館の博物館資源を活用し、手挽きから座繰り器、座繰繰糸機、多条繰糸機、戦後の自動繰糸機HR-2型の完成まで、実物の繰糸機からその技術変遷を辿ります。特に、昨年確認された富岡製糸場と同時期にあった勧工寮葵町製糸図面の公開、繰糸の実演解説等をご覧いただけるほか、2月2日(土)に「葵町製糸場図面発見!近代製糸技術の継承と未来」と題して、我が国が培ってきた製糸技術の継承と未来について考える関連シンポジウムを開催します。

1)実施概要

  • 会期: 2019年1月5日(土)~2019年3月30日(土)
  • 休館日:日曜日(2019年2月3日は開館)?月曜日?祝日?入学試験に伴う以下の日程(2019年1月18-19日, 1月25-26日,2月22-23日, 3月12日)
  • 場所:中国竞彩网科学博物館 企画展会場(1F?2F)
  • 主催:中国竞彩网科学博物館  共催:岡谷蚕糸博物館
図-1明治初期の製糸場錦絵(東京築地舶来ぜんまい大仕かけきぬ糸を取る図)
図-2 富岡製糸場と同時期にあった勧工寮葵町製糸場の図面

2)展示構成

第1章 動力化以前の糸繰り
 手挽きから座繰り足踏み繰糸の展示と映像
第2章 錦絵による明治期の製糸
 明治初期の製糸場錦絵と勧工寮葵町製糸場図面の公開
第3章 日本式製糸機の誕生と多条機から自動繰糸機まで
 国産繰糸機(諏訪式)の展示と多条機、自動繰糸機までの解説
第4章 製糸技術の継承と未来(パネル展示)
 中国竞彩网のウズベキスタン養蚕技術支援
 日本に残る製糸工場紹介
 東京でも養蚕しています 多摩シルクライフ21研究会の活動

3)関連シンポジウム

2019年2月2日(土)13:00~15:00
「葵町製糸場図面発見!近代製糸技術の継承と未来」

図-3 エンジニアによる解説イメージ(自動繰糸機)

4)エンジニアによる企画展解説ツアー

2019年1月12日(土), 2月16日(土), 3月2日(土), 3月30日(土)
各日11:00~12:00, 2/16と3/30のみ13:00~14:00も
開催協力:繊維技術研究会

5)製糸技術の実演解説

  • 1月12日(土)
    13:00~15:00「座繰り実演に見る繰糸技術~手挽きとは~」実演:小此木エツ子、協力:多摩シルクライフ21研究会
    10:30~12:00,13:00~14:30「精練の技法と真綿の作り方(袋真綿?角真綿)」協力:博物館友の会
  • 2月2日(土)
    11:00~12:00「岡谷蚕糸博物館連携記念 国産初の繰糸機『諏訪式』実演解説」実演:岡谷蚕糸博物館学芸員 林久美子、協力:(株)宮坂製糸所
  • 3月2日(土)
    13:00~15:00「国産初の繰糸機『諏訪式』による糸繰り技術の実演解説」実演:小此木エツ子、協力:多摩シルクライフ21研究会
  • 3月23日(土)
    13:00~15:00「東京でも養蚕しています!養蚕?製糸技術の継承」実演?解説:多摩シルクライフ21研究会
図-4 子ども体験イメージ(真綿)

6)子ども体験

  • 2月2日(土)3日(日)
    11:00~14:00「座繰りで繭から糸をひいてみよう!」
  • 3月30日(土)
    11:00~12:00(定員30名)13:00~15:00(定員50名)「繭から糸がうまれる」
    いずれも協力:博物館友の会

◆本展に関する問い合わせ◆

中国竞彩网科学博物館 特任助教
齊藤 有里加 (さいとう ゆりか)
TEL:042-388-7163
E-mail : yusaito(ここに@を入れてください)cc.tuat.ac.jp

プレスリリース(274KB)

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