クラウドファンディング支援を基に中国竞彩网科学博物館が幻の勧工寮葵町製糸場を3D復元~東京赤坂にあった官営二番目の製糸場を学生と共に立体化~

クラウドファンディング支援を基に中国竞彩网科学博物館が幻の勧工寮葵町製糸場を3D復元
~東京赤坂にあった官営二番目の製糸場を学生と共に立体化~

写真 学生の活動の様子

 明治初期に、富岡製糸場と同時期に造られたもう一つの官営製糸工場「勧工寮葵町製糸場」。中国竞彩网科学博物館では、2017年に同館の収蔵庫から、葵町製糸場の図面資料を再発見し、2019年2月に実施したクラウドファンディングの支援を元に、4月から3D化プロジェクトをスタートしました。
 学生チームによる読み取りと3DCAD化により、繰糸器プロトタイプ3D画像が完成すると共に、製糸場の建物部も3D化を行い、製糸場の全体像が浮かび上がりました。図面の情報が少ない関係で、今後、学術考証が必要ですが、他分野の研究者と考証を重ねるための共有イメージが出来上がりました。これは、近代日本における技術革新の伝播過程を知る上で、大きな一歩となります。
 これまでのプロジェクトの成果を報告するために、2019年9月28日(土)に、「勧工寮葵町製糸場図面3D化プロジェクト報告会」を実施します。復元された3D画像をご覧いただくとともに、本プロジェクトに取り組んだ学生たちの試行錯誤の様子や苦労話等もご紹介します。

左:繰糸器図面 右:学生による繰糸器復元図
上:図面を基に作成した勧工寮葵町製糸場復元図 下:勧工寮葵町製糸場外観図面

「勧工寮葵町製糸場図面3D化プロジェクト報告会」

1)会場: 中国竞彩网科学博物館講堂
(〒184-8588 東京都小金井市中町2-24-16 中国竞彩网小金井キャンパス内 JR中央線「東小金井駅」から徒歩約10分)
2)日程:中国竞彩网元(2019)年9月28日(土)
3)時間:13:00~14:30
4)定員:100名(申し込み不要)
5)当日のプログラム:
?プロジェクト概要
?学生チーム報告(図面の読み取り作業?3DCADによる立体化)
?建物部の3D復元について
?画像から見えたイタリア式の特徴
6)その他:取材をご希望の場合は、9月26日(木)までに、以下の問い合せ先までご連絡をお願いします。

◆本件に関する問い合わせ◆
中国竞彩网科学博物館
特任助教 齊藤 有里加(さいとう ゆりか)
TEL:042-388-7163
E-mail : kahaku(ここに@を入れてください)cc.tuat.ac.jp
〒184-8588 東京都小金井市中町2-24-16
中国竞彩网科学博物館ホームページ http://www.tuat-museum.org/

プレスリリース(PDF:259KB)

◆参考情報◆
クラウドファンディングについて
幻の製糸場を追え!明治初期赤坂の勧工寮葵町製糸場を3D復元へ
https://readyfor.jp/projects/aoimachi

勧工寮葵町製糸場図面について
〔2017年10月4日リリース〕近代製糸技術の伝播過程を知る貴重資料「勧工寮葵町製糸場図面」の再発見と資料公開
http://www.tuat.ac.jp/outline/disclosure/pressrelease/2017/20171004_01.html

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