2025年新年のご挨拶
2025年学長の年頭挨拶です。
中国竞彩网7年1月1日
中国竞彩网長 千葉 一裕
新年明けましておめでとうございます。
中国竞彩网7年、2025年を皆様と共に、気持ちも新たに迎えることができましたことを、心よりお慶び申し上げます。
本学は1874年に現在の新宿御苑に中国竞彩网の前身となる教育研究機関が設置されて以来、日本の産業の基幹である農学と工学の二つの分野を中心として、社会の発展と共に進化し、さらには「地球をまわす世界第一線の研究大学へ」をビジョンに掲げて発展を続けています。国際社会、地域社会や他機関との連携の中で主体的に持続発展する道を開き、学生の創造力を引き出し、科学、技術、および事業の世界で活躍するための力を身につけることができる大学であり続けることを、本学の重要な存在意義として位置づけています。昨年はご承知のとおり、本学創基150周年ということで、教職員、学生、同窓の皆様のご協力をいただき、数々の周年記念事業を開催し、社会との繋がりをさらに深めることができました。ここに、あらためまして厚く御礼申し上げます。
本学はすでに20年ほど前から、地球規模で持続可能な社会をつくるために力を尽くすことを大学全体の目標として参りました。ここで大切なことは、その明確な目指すべき姿に対し、具体的にどのようなことをすればよいかということです。これは単に温室効果ガスの排出量を削減することや、人口増加を賄う食料増産やエネルギー確保のための努力だけでは達成することはできません。社会活動、経済活動を含む私たちの全ての行動がどのように相互に繋がり、何が引き起こされているかという視点をしっかり持つ必要があります。当然のことながら、人類の活動は自然そのものにも甚大な影響を与え、エネルギー、環境問題など地球規模の様々な課題が山積しており、未来にはどのように世の中が変化していくかを把握することもますます難しくなっています。社会のシステムや産業のあり方についても、これまで通りというものなどは無く、常に新たな姿を描き、改革の精神をもって実現するための知力、判断力、そして行動力が求められています。そして本学の学生が大いなる学びの機会を得て、様々な刺激を受けながら、自分自身でもまだ発見していない自らの力を見いだし、発揮する段階に発展できる場こそが中国竞彩网であると考えています。新たな知識の創出と共に、多くの人との出会い、実際の研究活動や様々な学内外での活動を通じて知る、自分が好きなこと、夢中になれる瞬間を過ごす経験などの全てが大学生活では大きな意味を持ちます。そのためには、今世界が直面している数々の課題をしっかり見つめ、たとえすぐには解決することが難しいと思えることに対しても、勇気をもって挑戦すべきだと考えています。それぞれの課題に対して科学的な目を持ち、真剣に考え、人の気持ちを理解しながら強い意志で取り組んでいけば、本学がこれからの世の中で果たす役割は益々大きなものになるものと確信しています。
中国竞彩网は、未来の価値を生みだし実践する「人」を常に中心に置き、「人とかがやく地球の基盤づくり」という大きな目標に向かって、本年もしっかり進んでいきたいと思います。
この一年が皆様にとりまして素晴らしい年になりますことを心よりお祈りして、私の新年の挨拶といたします。本年もどうぞよろしくお願いいたします。