本学教員らが開発した超小型天体観測用ローバ「LEV-1」が月面活動を実施

2024年2月2日

2024年1月20日午前0:20(日本時間)、月面に着陸間際の小型月着陸実証機「SLIM(Smart Lander for investigating Moon)」から超小型天体観測用ローバ「LEV-1」が分離され、取得したテレメトリデータの分析により、月面での活動が行われたことが確認されました。

「LEV-1」は大学院工学研究院の前田孝雄テニュアトラック准教授らが、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、中央大学らと共同開発した超小型探査ローバで、約2.1kgの機体で月面を跳躍移動し観測データを取得して地球へデータを直接送信します。2021年より、本学も開発に参加しています。

受信したローバからのテレメトリの初期解析結果からは、LEV-1はSLIMから分離されたのちに、月面での自律的な姿勢変更、跳躍移動、地上局との通信、LEV-2のデータリレーを実施したことが確認されています。

LEV-2がSLIMおよび周辺環境を撮影し、LEV-1の通信機で地上に転送した画像は、JAXAプレスリリース「小型月着陸実証機(SLIM)の撮影およびデータ送信に成功」(2024年1月25日付)で公開されています。

SLIMおよびLEV-1の詳細については、JAXAプレスリリース「小型月着陸実証機(SLIM)搭載超小型月面探査ローバ(LEV-1)月面着陸の結果?成果等について」(2024年1月25日付)をご覧ください。

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