2022-01-24 深耕実習

#府中キャンパス の果樹園をお散歩していたら、学生さんたちが柿の木の周りで作業しているワン!
何をしてるのかワン?

こちらの学生さんたちは、#地域生態システム学科 2年生のみなさん。
今日は「深耕実習」!
木の周りをぐるっと取り囲むように溝を掘って、中に堆肥を入れて、埋め戻す施肥方法を学ぶワン。

写真2枚目が、学生さんたちが掘った溝。
幅30cm、深さ40cmくらいで、中に牛ふん堆肥が入っているワン。
結構深くて、掘るのが大変そうだワン。
土の表面には、雑草の根っこがあるから、掘るのに力が必要だけど、下の方の土は比較的掘りやすいそうだワン。

溝の場所は、木の枝先の真下あたり。
ここの柿の木は、収穫作業がしやすいように、高さを抑え、枝を下に引っ張って横に伸ばしているので、枝先があるのは木の幹から随分遠いところだワン。
もっと木の真ん中に近いところに肥料を入れなくていいのかワン???

実は、木の根元には体を支える根っこがあり、養分や水分を吸収する根っこは、枝先近くの遠いところに多いそうだワン。
地面から浅いところに肥料を埋めると雑草が吸収してしまうんだワン。
肥料を効率良く果樹に吸収させるために、深く掘って肥料を入れるんだワン。


農工大の果樹園の大きな柿の木では、1本あたり400キロも柿が採れるけど、肥料をあげるのはこの1回だけ。
すっごく効率が良いんだワン!

写真3~5枚目は、溝を埋め戻す様子。
スコップと鋤簾(じょれん)という道具を使って、みんなで協力して埋め戻しているワン。
肥料を入れた分、穴のあった場所が盛り上がっているけど、肥料が分解されると、また平らに戻るんだワン。

6枚目は、学生さんたちとの記念写真。
みなさん、おつかれさまだワン!

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